自分はダメだと落ち込んでしまう人の対処方法
仕事でミスをするといつまでも立ち直れないということはありませんか?
先日、2回連続して仕事でミスをしてしまい、自分の不甲斐なさに立ち直れないほど落ち込みました。しかも、仕事で起きたミスは職場で共有し、次の誰かが同じような事例でミスしないように報告しなければいけません。
次のミスを防ぐためには、とても重要な作業であることを理解しているのですが、自分の仕事の出来なさを周りに発表することになるため、かなり落ち込みます。
そして「自分はダメだ」「他の人はちゃんと出来ているのに」「この仕事は自分に向いていないんじゃないか」そんな言葉が、頭の中でグルグルと駆け巡ります。
そんな状態で「もう、ダメだ」と唸っていた時に、たまたま購入していた マンガでわかる「いつも誰かに振り回される」という本の存在を思い出しました。
ネガティブな思考にすぐ囚われるため、解決策が見出せないかと思い購入した本でしたので、目次を見てみると…。
やっぱり!ありました。「ダメな自分という思い込み」というタイトルが。
もちろん「いや、思い込みじゃねーよ。マジでそうなんですけど」と脳内でツッコミは入っていましたが、とにかく藁にもすがる思いで読み進めてみました。
自分にダメ出ししてしまうのは、脳が関係している
脳は意識していなくても、他人の感じている不安や緊張、ネガティブな感覚が流れ込んできてしまうようになっています。
例えば、緊張している人が側に居ると、自分も緊張してくるというものがそうです。
そして、脳にはミラーニューロンという人の行動をマネする神経細胞が存在しており、他人からのネガティブな感覚が流れてくると、脳内で再現(モノマネ)してしまいます。
つまり、「自分はダメだ」と思う意識は他人のネガティブな感覚が脳内に流れてきてできたものです。
他人のネガティブな感覚は、勝手に脳内に入りうつってしまい、自分で解決することはとても難しくなります。
私は私。人は人という適切な壁
自分を守る適切な高さの壁を持っていれば、壁に阻まれ他人の感覚はうつりにくいのですが、自分を守る壁が低い人は、周囲からの否定的な感覚いつも流れてきてしまい振り回されてしまいます。つまり自分の視点ではなく、他人の視点でものを見て、他人の感覚で感じ、物事を判断してしまうようになってしまいます。
自分を守る壁を形成するには
他人のネガティブな感覚から自分を守るためには、「自己暗示」をかけることが有効であるそうです。
他人のネガティブな感覚が流れてきそうになったら「自我防壁!」と唱えます。すると、相手と自分の間に適切な壁が出来上がり、悪い気持ちや不安な情報はシャットダウンすることができます。
まとめ
実際に他人にダメだと思われていようとなかろうと、それは必要のない情報(感覚)なのではないかと思います。反省するべきところを反省したら、自分がやれることは何か考える方が生産的です。
しかしともすれば、「何でこんなにも自分はダメなんだ」となりがちなため、他人のネガティブな感覚に早めに気がつき「自我防壁!」と唱え自己否定の海に溺れないように気をつけようと思います。